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プロフィール
初めまして!季節の家庭料理教室こんそーる亭主の町田惠一です。長崎生まれの長崎育ち、いわゆる「じげもん」です。妻と息子一人のずいぶんと頭頂部が寂しくなったおっさんです。トレードマークは帽子です。滅多なことでは脱げません。結構若作りしててお洒落でありたいと頑張ってます。仕事も趣味も料理ですが、難しい本を読んだり、壁紙や天井の張り替えに、このホームページとかも何とか自分で作りました。最近年取って人相が悪くなってきたので、できるだけ笑うようにしています。結構受けはいいようです。血液型はAB型で必然的に変わり者、その二面性に自分でも制御が難しいところではあります。でもいたって温厚です。優しくもあり冷たくもある、よくわかりませんね、自分でも…とにかくこんな私ですがどうぞ末永くお付き合いください!よろしくお願いします!
以前家族で営んでいたレストランでのライブのスナップです。留学生との交流会がきっかけの「長崎国際人倶楽部」のイベントの一つとして、五感をくすぐり魂震わす「世界の民俗音楽と料理の夕べ」を開催してました。韓国の宮廷音楽国樂や、バリのガムラン、スペインのフラメンコにオペラのアリア等々たくさんの方のご来場とご好評をいただいておりました。料理はその国や音楽に合わせた創作料理で、珍しいケイジャン・クレオール料理や朝鮮宮廷料理もご紹介しました。写真は今やファドやサンバやおらしょを歌いこなす人気の歌姫、松田美緒さんとギター福島さんとのデュオ。長崎ならではの海の幸を使った料理でポルトガルの薫りを伝えました。
子供が小学校一年生まで過ごした、諫早市多良見町の住まいです。築70年の古民家をお洒落にリノベーションして、スローライフを愉しんでいました。黒光りする大きな大黒柱に、天井には昔の電灯線の碍子(がいし)が現役でした。目の前にはJR長崎線の市布駅を発着する電車が行き来し、春にはヒバリやトンビの鳴き声が…辺り一面田んぼが広がり、夏にはカエルやカジカの声が心和ませ、その田園を流れる川の上流では蛍の乱舞が幻想的でした。秋の黄金色に輝く稲穂と彼岸花の赤のコントラストの美しさには思わず息を吞みました。広い庭の大きな柿の木の木陰で、お茶や食事を愉しんだものです。箱火鉢に炭火を熾し、赤々と燃える炎が心緩めます。鍋や熱燗の酒で、友人と深夜まで談笑することも多かったですねぇ。障子は長崎の教会のステンドグラス風に和紙を張り合わせ、季節の野花と心地良い音楽がある生活でした。四季の移り変わりを敏感に感じ、月見の設えや節句の飾りつけと、実にゆったりとした時間が流れていました。
好きな料理は野菜料理です。もう15年以上前から宅配していただいている雲仙市吾妻町の岩崎正利さんは、化成肥料と農薬に頼る在来農法から、雑木林の植生をヒントに有機農法に舵を切った方です。スローフード長崎の代表でもあり、種の永続性を重視し地方に伝わる伝統野菜を残したい伝えたい…そのような取り組みからコレゾ賞を受賞した岩崎さんこれからも応援していきたいですね。私の料理教室で食材の一つとしてご紹介しております。しっかりとした昔の野菜の味がしますよ。中でも好きな野菜は葉牛蒡。掻き揚げにすると絶品です!松ヶ崎浮き菜蕪に打木赤皮南瓜、それに平家大根といった珍しいお野菜が一杯ですよ。
料理好きは無類の器好きでもありまして、ご多分に漏れずうちのキッチンも溢れかえっております。中でも大事にしているのは骨董のもので、古くは幕末から昭和のものまであります。今のものと違って、昔の職人はすべて手書きで文様を描く。これって現代じゃすごく贅沢なことですよ。古伊万里や九谷の磁器の器も良いですが、織部や備前や志野の陶肌もとろけそうです。当教室でのご会食では、これらの器や漆器類それにガラス器でおもてなし致します。
今の食生活にあるようでないもの…季節感。北風吹く真冬の真っただ中でも、キュウリやトマトが楽しめますね。でもそれって自然でしょうか?栄養的に見ても味の点からも果たしてどうなんでしょうか?旬という言葉がありますが、私の教室ではその季節の旬のものを体に入れることを大切に考えています。真に心と身体が喜ぶ、そんなお惣菜を伝えていきたいと考えています。家族が揃ってにこやかに囲む食卓を残していきたいものですね。「食」とは人に良いと書きますが、今の食の在り方には疑問を感じることがありませんかあ。