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青春の音楽と本

 ちょっと青臭い話で恐縮ですが、私が中学生か高校生の頃だったか、山田太一さんの脚本で 「岸辺のアルバム」 という連続テレビドラマがあっていました。 ご記憶の方はいらっしゃいますか? 家族の在り方を問う異色のドラマで、八千草薫さん、国広富之さんの好演技が印象的でした。

 最終回で多摩川が洪水を起こしローンが残る家が流されていくシーンは圧巻でした。 この事件をきっかけに失われた家族の絆を取り戻していくという、ちょっと今考えると見え見えの筋書きでした。

 いえいえ、違いますって! その時のドラマの動画を見せるんだろうっていう声が聞こえそうですねえ~ そうではなくこのドラマの主題曲 「Will you dance?」 は私の青春時代の思い出の一曲です。 

 ジャニス・イアンが歌って大ヒットしたこの曲は、同じころリリースした 「十七歳の頃」 「Love is blind」など、冬の寒い日ストーブの前でココアをすすりながらレコードに針を落とし聴いたものです。 いやあ~懐かしいなあ~

 それからこの時代によく読んでいた本ですが、言わずと知れた「青春の門」 ではなく、同じ五木寛之さんの作品で3人のパブロの生き様を描いた大作「戒厳令の夜」、それに実際にこの作品のように外国への放浪に憧れた 「青年は荒野をめざす」 は私の最初の五木文学のはしりの作品でした。

 どの本も今も手元に持ってはいますが、なんか読み返すのも気恥ずかしく、なかなかチャンスがありません。 今回は音楽と本の紹介でした! ではまた!


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