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おっそろ~し!

 今から15年以上も前にレストランをやってました。来る日も来る日も日替わりの定食やランチを拵えていました。やはり店構えているからには儲けを出さなければなりません。近所にあった業務用スーパーの特売の時には,それは気合入って買いに行ってました。とにかく安さ重視!毎日来てくれるお客さんから高いお代貰えないし、サービスが第一でしたから。

 こんな私も人の子です、もういい加減嫁さん貰わなきゃ、人様からなんて言われるかわかりません。とうとう年貢の納め時がきて、有難いことにこんな私にも嫁いでくれる人がいたんです。

 今じゃ騙されたって嫁さん言ってますけど。この嫁さんがすごく食べ物にこだわり持ってて、食品添加物がどうのこうのって云うんです。え~?何それ?って感じでした。

 好きできてもらった嫁さんですからほったらかすわけにもいかず、しぶしぶ隠すように図書館でその手の本借りてきて勉強しました。講演会にも出掛けて話も聞いたりして。そんななか唐津の百姓の山下惣一さんだったです。すごい事書いている本に出会いました。少しお話ししますが、今食事されている方いらっしゃらないですか?横須賀の埠頭にもう何年もほったらかしにされている荷物があって、さあ、これは何だって調べたそうです。そしたら中身はぎっしりと髪の毛が詰まっていたそうです。

 その荷はよく聞く大手のパン屋のもので、なんでも中国の女姓の髪の毛を輸入して、塩酸で溶かした後に苛性ソーダーで中和して、アミノ酸というものを作るのだそうです。苛性ソーダーって云えば、厨房の床のギトギトの油が綺麗さっぱりになるすごい薬剤です。えーそんなもんで作ったものを食べ物に入れるって??? アミノ酸等やアミノ酸液って、たいがいの食べ物の裏の表示に書いてあることご存知ですか?

 今はこんな髪の毛では作ってないのでご安心下さい。最近の爆買いで、日本にみえる中国の女性の髪の毛ご覧になられたことあると思います。金髪茶髪は当たり前でしっかりとパーマが掛かり、そんな髪の毛溶かされたら大変ですよね。昔は黒髪の自然な髪だったから良かったんだそうで、その後は鳥の毛などを使ってたそうです、同じたんぱく質ということで。でも今はもっともっとすごいもんがあるそうですね。それはタンパク加水分解物っていうもので、一度ネットで検索してみたら驚かれると思います。このようなことしてまで人工的に旨みを作らないといけないのでしょうか?


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